コロナウィルス感染防止のメッセージの発信手段として 最も活用されているソーシャル・メディアは何と言ってもTik Tok。
日本でもTikTokと日本財団が新型コロナウイルス緊急支援事業で連携をスタートしました。
ニュース|TikTokと日本財団が新型コロナウイルス緊急支援事業で連携|TikTok Japan【公式】ティックトック|note
アメリカでは疾病予防センターがTikTokを通じてコロナウィルスの感染に対する注意を呼び掛けていましたが、 同様のメッセージで大きな成功を収めたのがベトナムのポップシンガー、ミン&エリックが歌う「手を洗おう、擦って、擦って」、「手で 目や鼻、口に触れてはだめ、混んでいる場所に行くのは控えよう、コロナと戦おう!」という覚え易くて、頭に残るメッセージ・ソングがヒットし、 それにヴェトナムのダンサー、クァング・ダング(上のビデオ)が振り付けをしたことから、#GhenCovyChallengeという ダンス・チャレンジが誕生。
もう一つは、TikTokを通じて 70年代のディスコ・クイーン、グロリア・ゲイナーが発信したもの。彼女の大ヒット曲「I will Survive / アイウィル・サバイブ」を唄いながら20秒の手洗いを実践するチャレンジを提案。
「私は生き残る」という歌詞がコロナウィルスの状況とマッチするパワー・ソングになっています。
お水を出した瞬間、「I will Survive / アイウィル・サバイブ」が流れたら手を洗うのが毎回楽しくなりそうです。インスタ等では、「I will Survive / アイウィル・サバイブ」の曲に合わせて手を洗う動画が沢山アップされています。
COVID-19 プレイリスト
私は毎日音楽を聴きますが、コロナウィルスの感染が広まって以来、増えてきたのが ”セルフ・クォレンティーン(自主隔離)用のプレイリスト”、 もしくは”COVID-19 プレイリスト” と 銘打った楽曲のセレクション。
covid-19 プレイリスト
ITunesを見たら、"COVID-19”というタイトルの楽曲が色んなアーティストから発売されていました。
”COVID-19 プレイリスト”の中に最も多くのリストに含まれているのは、MCハマーの「You Can't Touch This」
ブリットニー・スピアーズの「Toxic」,トラヴィス・スコットの「Sicko Mode」。
病状や危機感を表現する楽曲として選ばれているのは ビートルズの「Help」
、マルーン5の「Harder To Breathe」」、マッチボックス・トゥウェンティの「Unwell」、ビージーズの「Night Fever」、 感染を防止対策の楽曲はウィーケンドの「Can’t Feel My Face」、ポリスの「Don't Stand So Close To Me」、ソランジュの「Don't Touch My Hair」、チャーリーXCXの「Stay Away」、 ポジティブなムードを盛り上げるための楽曲としてはケリー・クラークソンの「Stronger」、ビージーズの「Stayin' Alive」、ハリースタイルの「Treat People With Kindness」、 前述のグロリア・ゲイナーの「I Will Survive」やデスティニー・チャイルズの「Survivor」
などがピックアップされる傾向にあるようです。
それ以外にもR.E.Mの「It's The End Of The World As We Know It」、ハイヤー・ブラザースの「Made In China」、 ビリー・アイリッシュの最新の007テーマソング「No Time To Die」など、 懐かしい曲から 比較的新しい曲までがリストを幅広く構成している傾向です。
一方、コロナウィルスのためシーズン途中でキャンセルされたメトロポリタン・オペラは ストリーミングで無料でオペラ・パフォーマンスのフル・バージョンを発信スタート。 スタートから2日で25万人が視聴する大好評ぶり。youtubeでも迫力が伝わります。コロナ終息後、生オーケストラ演奏を聞いたら感動ですね。
New York Philharmonicのボレロもおすすめです。
ニューヨーク・フィルハーモニー
メトロポリタン・オペラ