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3月3日に行われたスーパーチューズデーの勝利者は?

米大統領選の候補者選びのヤマ場となる「スーパー・チューズデー」の投票が3日、14の州で行われた。

 

3月3日のスーパーチューズデーで勝利を収めたのが、一時は選挙活動終了間近とまで言われたジョー・バイデン副大統領。

 

特に候補者を絞り切っていなかった投票者の間では、スーパーチューズデー目前にピート・ブディジェッジ、エイミー・クロバチャーらがバイデン氏の支持を表明したことから、「民主党を1つに出来る存在と考えて票を投じた」という声が聞かれていました。

 

一方、他候補に遅れて選挙キャンペーンをスタートし、総額10億円ドルを費やしたマイク・ブルームバーグ元NY市長はスーパーチューズデーで44の代議員数しか得られなかったことから水曜午前中に戦線離脱を発表。

 

バイデン氏の支持を打ち出すことが伝えられ、いよいよ選挙戦はバイデンVS.サンダースの一騎打ちになってきました。ちなみにブルームバーグ氏は1代議員当たりの獲得に23億円以上を投じた計算で、総資産554億ドルのビリオネアだからこそできる贅沢で短い選挙戦となっていました。

 引用元:cubeny

 

 

○ 注目ポイント

1) サウスカロライナでは、バイデン氏が黒人有権者からいかに支持されているかがはっきりした。同じことが3日にも、ノースカロライナ、ヴァージニア、アラバマといった南部各地で繰り返され、バイデン氏は一貫して約60%の得票率を獲得した。テキサス州では、ヒスパニック系有権者に支持されるサンダース氏が有利と思われていたが、バイデン氏を支える黒人票がそれを相殺した。

2) バイデン氏の勢い、モメンタム(勢い)ならぬ「ジョーメンタム」は本物だった。出口調査によると、スーパー・チューズデー直前の数日間に誰を支持するかを決めた有権者は、圧倒的にバイデン氏に流れた。有権者の半分近くが期日前に投票したカリフォルニア州では、直前に決めたという人の支持だけでは勝てなかったものの、それ以外の州では決定的な力を持った。バイデン氏は、自ら遊説して回らなかったアーカンソーやテネシーといった州でさえ、勝つことができた。勢いに乗るというのは、それほど強力なのだ。

3) 党内の後押しが大きな意味を持った。2日はエイミー・クロブシャー上院議員(ミネソタ州選出)が大統領戦の候補者争いから撤退し、バイデン氏の支持に回った。クロブシャー氏の地元ミネソタ州では、同氏とサンダース氏の接戦になる予想だったが、結果的にバイデン氏がほぼ2ケタのポイント差で勝利した。バイデン氏が2日にダラスで開いた集会では、クロブシャー氏のほか、1日に撤退したピート・ブタジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長、テキサス州で人気の高いベト・オローク前下院議員が参加し、バイデン氏を応援した。そのテキサス州でもバイデン氏は、世論調査予測を大きく上回る好成績を残した。

○ 次はどうする

バイデン氏にとって3日夜は非常にめでたい夜になった。しかし厳しい戦いはすぐに再開する。サンダース氏との州ごとの競争は、下手をすると7月の全国党大会まで延々と続くかもしれない。各地で勢力を広めてきたサンダース陣営と互角に戦うには、バイデン陣営は必死に資金を集め、各地の態勢も急ぎ整えなくてはならない。

そうした中、共和党はまたしても、バイデン攻撃を開始するはずだ。

引用元:bbc NEWS JAPAN